どうもバズリーチです。
マレーシアに住んでいる方で、
「EnrichのGOLD、なかなか遠い…」
そう思っていませんか?
実はマレーシア航空(Malaysia Airlines)の Enrichステータスは、飛び方を少し工夫するだけで“想像以上に早く”GOLDに到達できます。
ポイントはただ一つ。
直行便で行かないこと。
そして
oneworld加盟航空会社を使い、あえて第三国を経由すること。
この記事では、
Enrich Elite Pointsを効率よく稼ぎ、最短でGOLDに到達する考え方を分かりやすく解説します。
目次
- Enrich GOLDとは?(簡単におさらい)
- なぜ「直行便」は損なのか?
- oneworldを使えば、Enrichに加算できる
- 実際に強い「第三国経由」の考え方
- ⚠️【重要】絶対に「Missing Points」を申請してください
- 香港のラウンジ「THE PIER」
- ビジネスクラスじゃなくてもOK?
- 預けた荷物はどうなるの?
- 思い出しました、荷物のお話。
- Enrich GOLDを「速攻」で狙う人向けのコツ
- まとめ|Enrich GOLDは「飛び方」で決まる
- おまけ
- おまけ2
- 🇭🇰 香港|Hong Kong International Airport(HKG)
- 🇯🇵 日本|Japan
- 🇲🇾 マレーシア|Malaysia
- 🇶🇦 カタール|Qatar
- 🇬🇧 イギリス|United Kingdom
- 🇫🇮 フィンランド|Finland
- 🇪🇸 スペイン|Spain
- 🇦🇺 オーストラリア|Australia
- 🇱🇰 スリランカ|Sri Lanka
- 🇲🇦 モロッコ|Morocco
- 🇯🇴 ヨルダン|Jordan
- 🇫🇯 フィジー|Fiji
- ❌ 利用できない代表的ラウンジ(重要)
- ⚠️ 最重要注意事項(必ず理解しておくこと)
- まとめ|Enrich GOLDは「世界共通ラウンジパス」
Enrich GOLDとは?(簡単におさらい)
- Blue:一般会員
- Silver
- Gold(oneworld Sapphire相当)
- Platinum(oneworld Emerald相当)
Enrich GOLDになると何が変わる?
- 専用チェックインカウンターでいつでもチェックイン可能
- oneworld Sapphireステータス
- 優先チェックイン・優先搭乗
- 手荷物の優先返却
- 追加手荷物許容量
- Golden Lounge(KLIA メイン・サテライト)ビジネスクラスラウンジ利用(エコノミー搭乗でもOK)
その他、世界600以上のラウンジで同行者1名までOK
という、実質「世界共通ビジネスラウンジ会員証」です。

なぜ「直行便」は損なのか?
例えば、
- クアラルンプール → 東京
- クアラルンプール → ロンドン
これをマレーシア航空の直行便で飛ぶと、
確かに楽ですが…
獲得できるElite Pointsは意外と少ないんです
Enrich修行の本質は「フライト回数 × 距離」
EnrichのElite Pointsは、飛行距離、搭乗クラス、フライト区間数
これらの組み合わせで決まります。
つまり、
距離が長く、かつ区間が多いほど有利
ここで活きてくるのが
oneworld加盟航空会社を使った第三国経由ルートです。
oneworldを使えば、Enrichに加算できる
マレーシア航空は oneworld加盟。
つまり、
- JAL
- キャセイパシフィック
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- カタール航空
- フィンエアー
- アラスカ
- アメリカン
- FIJI Airways
- IBERIA
- OMAN
- QANTAS
- ROYAL JORDANIAN
- Royal Air Maroc
- SriLankan
これらどれに乗っても、
EnrichにElite Pointsを加算可能です。(必ずご自分のマレーシア航空の番号を記入すること)
実際に強い「第三国経由」の考え方
これは毎回私が日本に行くときに使うやり方です。
例① クアラルンプール → 東京
☓直行
・KUL → NRT(マレーシア航空)
◯第三国経由
・KUL → HKG(キャセイ)
・HKG → NRT(キャセイ)
実際キャセイのHPから東京行きを買うと必ずこのルートになります。
この香港トランジットを使うと2レグ分のElite Pointsとなり、しかも距離もそこそこ長いんです。
この方法で直行便と第三国経由とのビジネスクラスでのポイントの差を見てみると
| ビジネスクラス | Enrich Points | Elite Points |
|---|---|---|
| KUL – NRT (MH直行) | 4318 | 6 |
| KUL – HKG (キャセイ) | 1978 | 5 |
| HKG – NRT (キャセイ) | 2,279 | 5 |
Enrich Points、すなわちマイレージではマレーシア航空の直行便が僅かに勝りますが、
ステータスに関わる「Elite Points」では、直行便の6ポイントに比べ、
キャセイのトランジットを使うと、なんと10ポイントも貰えます。
これ往復で考えると、マレーシア航空の直行便往復で12ポイントに対して、
キャセイを使うと往復で20ポイント貰えます。
しかも値段で見ても、変わらないか、キャセイの方が安い日もあるんです。
ちなみに60ポイントでGOLD昇格です。
(この記事は2025年の12月28日に書いています。2026年に条件が上がるみたいです?)
⚠️【重要】絶対に「Missing Points」を申請してください

これは声を大にして伝えたいのですが――
Enrichは、自動でElite Pointsが反映されないケースが非常に多いです。
特に、
- oneworld他社便(キャセイ、JAL、カタールなど)
- 乗り継ぎを含む旅程
- 予約クラスが複雑な場合
このようなケースでは、
何もせずに放置するとElite Pointsが「付かないまま」になることがあります。
Missing Pointsとは?

Missing Pointsとは、
搭乗したのに加算されていないマイル/Elite Pointsを、後から申請する制度です。
Enrichの場合、
- フライト後
- 搭乗券(Boarding Pass)
- Eチケット控え
これらを元に、オンラインで申請できます。
なぜ「必ず」申請すべきなのか?
理由はシンプルです。
- 申請しない
→ 永遠に付かない - 申請する
→ ほぼ確実に反映される
実際、
Enrich GOLDを狙う人ほど、Missing Points申請は“前提作業”になっています。
「そのうち反映されるだろう」は、
ほぼ100%反映されません。
申請のタイミングと注意点
- フライト完了後、数日〜数週間待っても反映されない場合
→ すぐ申請(私は片道が終わるとすぐに申請し、またマレーシアに帰国後すぐに申請します。) - 搭乗券は必ず写真 or PDFで保存
- 申請期限あり(通常6か月以内)
👉 搭乗券を捨てたら負けです。
まとめ|Enrich修行は「申請して完成」
EnrichのElite Pointsは、
✈️ 飛んだだけでは不十分
✈️ 申請して、初めてカウントされる
と言っても過言ではありません。
第三国経由で効率よく飛び、
ラウンジを楽しみ、
そして最後に必ず Missing Points を申請する。
ここまでやって、
初めて Enrich GOLD最短ルートが完成します。


香港のラウンジ「THE PIER」
実は私にとって、
第三国経由、キャセイパシフィック航空を使って日本へ行くメリットは、Elite Pointsだけではありません。
大きく分けて、もう 2つの実用的な理由 があります。
① 空港から一切出ずに「香港のATM」が使える
それは、空港から出ることなく香港の様々なATMを使えること(私のメインバンクが香港の銀行なので)
香港国際空港(HKG)は、
HSBC
Standard Chartered
Bank of China
恒生銀行(Hang Seng)
など、主要銀行のATMが制限エリア内にも複数設置されています。
つまり、
👉 入国せず
👉 空港から一歩も外に出ず
👉 乗り継ぎ時間だけで銀行業務が完結
海外在住・複数通貨を使う人にとって、
これは想像以上に大きなメリットです。
② そして、「ラウンジ」です
キャセイパシフィックを使う最大の楽しみ。
それが 香港国際空港のラウンジ です。
ビジネスクラスなら当然ですが、Enrich GOLD(oneworld Sapphire)を持っていれば、
エコノミークラス搭乗でもキャセイの上級ラウンジが利用できます。
その中でも、私が特におすすめしたいのが――
✨ Gate 65 付近にある「THE PIER(ザ・ピア)」


香港空港のキャセイラウンジの中でも、
落ち着き・食事・設備のバランスが最強なのが、この THE PIER です。
世界中のラウンジ経験の中でも、このTHE PIERは別格です。
THE PIER をおすすめする理由
・とにかく静か
–天井が高く、照明も落ち着いていて長時間滞在しても疲れない
・フードのクオリティが高い
–オーダー式の麺コーナー(担々麺・雲呑麺など)
–温かい中華・洋食が安定して美味しい
・シャワールームが広くて清潔
–長距離フライト前後でもリフレッシュできる
・ワークスペースとリラックス空間が完全に分離
–仕事をする人も、完全に休みたい人も共存できる設計
「とりあえずラウンジに寄る」ではなく、
“ここに来るために香港経由を選びたい”と思わせる完成度です。
実際私は12時間ほど居たこともありますが、仕事をして、食事をして、映画を観ながら飲んで、シャワーをして、寝て、といった素敵な時間で、もっと居たいと思ったこともあります。





ビジネスクラスじゃなくてもOK?
よくある質問ですが、
👉 エコノミーでも十分可能
もちろん、
・プレエコ
・ビジネス
の方が効率は良いですが、
「区間を増やす」だけで獲得効率はかなり改善します。頻繁に飛行機に乗られる方ならばエコノミーでもGOLD取得可能だと思います。
預けた荷物はどうなるの?
これもよく聞かれる質問ですが、
まったく問題なく目的地の東京で出てきます。香港で一度受け取り再度預け直すなど一切ありません。
それと、マレーシア側でチケットを2枚渡されますので、香港で外に一旦出ても、チェックインカウンターを通らず直接イミグレに行き再度空港に入れます。
私は香港にも会社を持っていますので、香港の税務の打ち合わせをするときはちょっと外に出て、打ち合わせが終わったら中に戻り、ラウンジでゆっくりといった感じです。
思い出しました、荷物のお話。
荷物で思い出しました。マレーシア航空のビジネスクラスって、預け荷物32kgの1つじゃないですか?
キャセイは32kgの2つです。
Enrich GOLDを「速攻」で狙う人向けのコツ
- 直行便を選ばない
- oneworld加盟航空を優先
- 乗り継ぎ地は
-香港
-ドーハ
-ヘルシンキ
-ロンドン
などを積極的に使う
✔ 可能なら1回の旅程で2〜3レグ作る
まとめ|Enrich GOLDは「飛び方」で決まる

EnrichのGOLDは、
✈️ 高い航空券を買う人ではなく
✈️ 賢く飛ぶ人が早く到達します。
直行便は楽ですが、
Elite Points的には最短ルートではありません。
oneworldを活用し、
あえて第三国経由で飛ぶ。
これが
マレーシア航空Enrichを最短でGOLDにする王道ルートです。
ちなみに、私は旅を楽しむことが好きです、直接目的地に行かなくとも全然OKな時間適余裕を持っています。
なのでこれが、バズ式「マレーシア航空のEnrichステータスを最短でGOLDにする方法」となります。
おまけ


「THE PIER(ザ・ピア)」一番奥の仮眠室で、
最近流行りのXREAL ARグラスをかけ映画を観ながら横になってます。
このサングラスの中では300インチほどの大画面が広がっており、
真上を向きながら映画を楽しんでいます。
それではまた
おまけ2
完全保存版:Enrich GOLD(oneworld Sapphire)で入室できる空港ラウンジ一覧(国・航空会社別)
※Enrich GOLD(=oneworld Sapphire)保有者が
oneworld加盟航空会社の国際線に搭乗する場合に利用できる
ラウンジのみを、公式ルールに基づいてまとめたものです。
(Star Alliance / SkyTeam 系ラウンジはすべて除外)
🇭🇰 香港|Hong Kong International Airport(HKG)
- Cathay Pacific
- The Pier(Business Class Lounge / Gate 65)
- The Wing(Business Class Lounge)
- The Deck
🇯🇵 日本|Japan
- Japan Airlines(JAL)
- サクララウンジ
(成田・羽田・関西・中部・福岡・新千歳 ほか主要空港)
🇲🇾 マレーシア|Malaysia
- Malaysia Airlines
- Golden Lounge(KLIA メインターミナル)
- Golden Lounge Satellite(国際線)
- Golden Lounge Regional(国内線)
🇶🇦 カタール|Qatar
- Qatar Airways
- Al Mourjan Business Lounge(ドーハ)
※Premium Terminal(ファースト専用)は利用不可
🇬🇧 イギリス|United Kingdom
- British Airways
- Galleries Club Lounge(ロンドン・ヒースロー T3 / T5)
- Galleries Lounge(地方空港)
🇫🇮 フィンランド|Finland
- Finnair
- Finnair Business Lounge(ヘルシンキ)
🇪🇸 スペイン|Spain
- Iberia
- Sala VIP Lounge(マドリード・バルセロナ)
🇦🇺 オーストラリア|Australia
- Qantas
- Qantas Business Lounge
(シドニー・メルボルン・ブリスベン ほか)
🇱🇰 スリランカ|Sri Lanka
- SriLankan Airlines
- Serendib Lounge(コロンボ)
🇲🇦 モロッコ|Morocco
- Royal Air Maroc
- Royal Air Maroc Business Lounge(カサブランカ)
🇯🇴 ヨルダン|Jordan
- Royal Jordanian
- Crown Lounge(アンマン)
🇫🇯 フィジー|Fiji
- Fiji Airways
- Fiji Airways Lounge(ナンディ)
❌ 利用できない代表的ラウンジ(重要)
- Turkish Airlines Business Lounge(Star Alliance)
- Lufthansa / ANA / Singapore Airlines 系ラウンジ
- SkyTeam 系ラウンジ全般
- Qatar Premium Terminal(oneworld Emerald 専用)
⚠️ 最重要注意事項(必ず理解しておくこと)
- 出発便が oneworld加盟航空会社であることが必須
- 同じ空港・同じラウンジでも
搭乗航空会社によって入室可否が変わる - 搭乗券に oneworld便名が記載されていない場合は利用不可
- 同行者は原則1名まで可(各ラウンジ規定に準ずる)
まとめ|Enrich GOLDは「世界共通ラウンジパス」
Enrich GOLD(oneworld Sapphire)は、
- 世界中の oneworld ビジネスクラスラウンジに入室可能
- エコノミークラス搭乗でも利用可
- ラウンジ目的で経由地を選ぶ価値がある
という、非常にコストパフォーマンスの高い上級会員資格。
ただし、
アライアンスを1つ間違えると一切使えないため、
搭乗前の確認は必須です。
バズリーチ_海外で生きる「note」 